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二重苦

仕事で関わりのある20代男性の話。彼はいわゆる知的障害者だが異性やおしゃれに関心を持ち、いつも自分を磨くことを心がけている。先日、そんな彼から恋愛テクニックを教わった。
lesson1:まず相手の関心のあることを知り、そのことを自分が勉強して共通の趣味を持つこと。(例えば女の子がハロプロが好きなら、自分は関心が無くてもハロプロのタレントを覚える。)
lesson2:相手を楽しませる話術を身につける。(自分はお笑いが好きだと思われているが実はそうではない。お笑いを研究しているのは話のテクニックを身につけるためだ。)
lesson3:音楽をすること。(彼はバンドをしていてベースを担当している。これも音楽をしていると女性に持てるからだそうだ。)
本当は5つのテクニックがあるそうだが私は3つまでしか教えてもらうことができなかった。その代わりに彼は自分自身の恋愛歴を披露してくれた。彼は小学校の頃から女性に人気があり、いつもモテモテだった。初めて女性と付き合ったのは中学生の頃、このころからすでに二股を掛けていたらしい。高校生の頃はさらにエスカレートして、同時に4人の女性と付き合っていたこともあったという。残念ながら今は彼女はおらず、早く彼女が欲しいそうだがそれにしても彼女いない歴1ヶ月に過ぎないという。
この話を聞いていて感じたこと。「ほんまかいな」。だって何人という人数はやたらと具体的に出てくるが、当の女性のディテールが全くといっていいほど話題にのぼらない。その彼女は優しい人だったの?それとも性格はよくないが美人だったの?って。彼の話の真贋はさておき、なぜこの人はつきあった女性の数を誇るのかな。障害はあるが障害のない男性以上にかっこよくてもてるということを言いたいのか。それも確かにあるかもしれない。でもそうだとしたら、男性たるもの女性の1人や2人と付き合ったことがあるというのは当たり前。かっこいい男(価値の高い男性)たるものは必ずいつも彼女がいる。むしろ彼女が多くて女性間の調整を図ることで苦労したぐらいじゃないといけない、という価値はどこからくるのだろうか。きっと彼は障害と男性という2つのカテゴリーの両方で高い位置にいたいという欲求を持っているのだろう。言い換えれば、障害、健常という軸だけでなく、より男らしい男性という軸にも囚われ苦しんでいる(あるいは煩わされている)。この問題って難しいですよね。昔から障害男性の障害者としての被害性と、その一方で男性としての加害性という話は読んだり、聞いたりはしていましたが。こうして仕事をするうえで目の前に突きつけられると、ちょっと考え込んでしまいます。(こんな事を言うと「今まであんたは何を見てきてん」とつっこまれそうですが)
昨年、買った倉本智明さんの「セクシュアリティの障害学」をもう一度読み返してみようと思いました。お茶を濁しておしまい。

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うだうだ、ぶつぶつ。いろんなことにすぐに悩んでしまう困った人です。

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